「独学」、「学校への通学」、「通信講座」という3つの方法がある宅建資格の勉強方法ですが、一番お金もかからないので気軽にいつでも始めることができるのが独学です。
独学のメリットとデメリットとは?
もちろん、その人によってどんな勉強法がベストかは異なってくるのですが、働きながら勉強している人にとっては、「自分の都合のよい時間に、コストを抑えて勉強できるなら独学でもいいんじゃない?」という声もあるようです。
確かに時間面、金銭面で節約するには独学は良いのですが、やはり周囲に知られずに気楽に始められる分だけ、気楽にやめられてしまうという面があります。
「絶対に合格してやる!」と言う意思を固めて、必ず日々自分で決めたスケジュール通りに勉強をこなせる人であれば、独学でも試験日まで継続して挫折せず続けることができるでしょう。
独学の難しい問題点とは
ただし「自分は意思は強いし、勉強も好きだから大丈夫!」という人でも、独学の場合難しいのが参考書や過去問題集などの教材選びです。また通勤時間に暗記したい用語集や音声教材などもあり、種類は数限りなく出まわっているので、どれがいいか選択するのに迷ってしまいます。
また、最初受験を決心した時はモチベーションも高いので、ついつい欲張ってあれもこれもと買い込んでしまいがちですが、かかったお金を計算してみたら通信講座の授業料と同じくらいだった…などということもあるので要注意です。
さらに宅建の勉強範囲は非常に広いので、全てを覚えようとしたら勉強のスタート時期にもよりますが、試験に間に合わなくなってしまいます。
参考書のすべてが重要というわけでもないので、本当に重要な箇所、過去出題された問題の傾向、さらに毎年の法改正なども調べ上げ、自分で取捨選択して合格できる、点数が稼げる問題に集中して勉強する必要があります。
このような情報はネットなどで調べたり、質問して他の人のアドバイスを貰うことは可能ですが、やはり通信講座や資格の学校でプロの講師に質問するよりは確実度は下がると思っておいたほうが良いでしょう。